プロフィール

はり灸マッサージ師 ヨガインストラクター 分子栄養学カウンセラー 桜井 くみ 作業机にあるものを綴っていくブログ(2015.8〜)

2015年9月23日水曜日

内臓不快

何度も繰り返して読んでいる本からの抜粋。



この「無明」の本来の言葉は私は師から教わりました。
a-vedanaというのです。これはサンスクリット語です。

ー中略ー

要するに、頭でわかること。
これに対しvedanaは、からだで感じることです。
よく、”腹の底”からわかる、といいますが、
こういったときの土台をなしている機能です。

だからこのvedanaをつきつめますと、
まさしく、本日のテーマにいきつくことになりますね。
内臓感受、そのもの、となります。

これで「無明」の本来の意味が明らかになったと思います。
それはa-vedanaすなわち、この内臓感受にとって、
好ましからざる状態をいったもの…。

あの膀胱の壁が
刻一刻と張りつめてくる
その状況を思い浮かべればいいわけです。
要するに「内臓不快」
これが人間苦の究極の”引き金”だというのです。

これはものの本質をついていると思います。
何もむずかしいことをいう必要はない。

お腹が空いた時に、
ほんとうにお腹がすいた。
そして
なにがどれくらい不足しているかがわかって
それにふさわしいものを食べることができたら
それでいいんですから…。

三木成夫著 「内臓のはたらきとこどものこころ」


必要なものを食べる。
必要なものだけ食べる。

それがね
一番難しかったりね。
子供のほうが
必要なものはよくわかってる気がする。












この本、私は好きでよく開く。
おもしろい、何度読んでも。

顔も内臓。
不快なことはしない。
腹で決める。

そんな風に
シンプルにいきたい。


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